九州地方(福岡県,佐賀県,長崎県,熊本県,大分県,宮崎県,鹿児島県,沖縄県)の浸水想定区域と日本全国の避難所約12万6千件を収録した洪水ハザードマップです。現在地または任意地点の想定最大浸水深と最近隣の避難所およびその避難経路を検索することができます。浸水想定区域および避難所はいずれも平成24年度作成のデータを収録しています。はじめての土地で現地のハザードマップを所持していないときや,災害対応の机上訓練などにご利用ください。なお,首都圏の浸水想定区域を閲覧されたい方は関東版,関西は関西版,中国・四国は中国・四国版ご利用ください。
■ 使用方法
本アプリは災害時に使用するものではなく,事前の確認,机上訓練での使用を想定しています。緊急時に指定避難所が耐震補強中などの原因で開設されない場合もありますので,別途に近隣の避難所情報を市報などで必ず確認してください。
アプリを起動すると地図とともに画面中央にスコープが表示されます。地図を移動するごとに画面中央の想定浸水深と住所が表示されます。浸水想定区域が複数あると,その中から最大の浸水深が計算されて表示されます。ただし,表示する洪水予報・水位周知河川を指定している場合は,指定した河川の想定浸水区域の浸水深が表示されます。画面の避難所アイコンをタップすると避難所名と種別が吹き出し(コールアウト)に表示されます。吹き出し内のアイコンをタップすると,避難所の詳細な情報を確認することができます。
画面下にはツールバーがあり,機能は左から現在地表示,地図切り替え,避難情報検索,避難所レイヤ表示・非表示,洪水予報・水位周知河川指定,指定自治体に移動,アプリ情報,となっています。避難情報検索が本アプリのメインの機能になります。
(1)現在地表示
GNSSで取得した位置を画面中央に設定します。
(2)地図切り替え
地図,地図と衛星写真,衛星写真,と順に画面表示が切り替わります。
(3)避難所レイヤ表示・非表示
避難所アイコンの表示と非表示が切り替わります。縮尺が25万分の1より小さくなると自動的に非表示になります。動作が重いと感じるときにレイヤを非表示にすることで,表示速度を改善することができます。
(4)避難情報検索
画面中心のスコープの位置から最も近い位置にある避難所と関連する浸水想定区域の一覧を表示します。捜索範囲は10kmです。避難所は①同一行政界で浸水しない避難所,②同一行政界にある浸水の恐れがある避難所,③他の行政界にある浸水しない避難所,④他の行政界にある浸水の恐れがある避難所,の最大4件を小さい番号順に検索します。避難情報表示画面で避難所をタップすると現在地と避難所がズームアップして表示されます。このとき,通常は直線距離とその避難時間が表示されますが,ネットワーク検索が可能であれば最短経路も表示されます。浸水区域も同時に表示することができます。
(5)洪水予報・水位周知河川指定
マップ画面表示する洪水予報・水位周知河川の想定浸水区域を選択できます。捜索範囲は1kmです。区域選択後に完了ボタンをタップすると,画面に浸水区域が表示されます。
(6)指定自治体に移動
日本全国の地方自治体一覧が表示され,選択することで画面が指定自治体の役所の位置に移動します。都道府県庁の場合,リスト右のアイコンをタップすると各庁舎位置に移動します。役所が管轄する行政区域にない場合,管轄する行政区域内にある最も大きな(人口の多い管轄の)出張所に移動します。
(7)アプリ情報
浸水想定区域の凡例,使用上の注意,使用データの出典,免責事項が表示されます。
■ データ出典
・国土数値情報 浸水想定区域データ(平成24年度作成,国土交通省)
・国土数値情報 避難施設データ(平成24年度作成,国土交通省)
■ 備考
・表示項目の誤字脱字には細心の注意を払っていますが,お気づきの点があればご連絡ください。
・耐震補強などによる避難所の一時的な変更は反映されていませんのでご注意ください。
・ルート検索機能は路地などが反映されず,検索結果が正しくない可能性がありますのでご了承ください。
・浸水想定区域データは平成23年度時点のデータになります。
■ 免責事項
アマノ技研は利用者が本アプリケーションを用いて行う一切の行為について何ら責任を負いません。また利用者が本アプリケーションを利用したために被った損害および損失について,何ら責任を負いません。